【VBA初心者向け】マクロを動かす初期設定|開発タブ・保存形式・実行方法を画像付きで解説

実際のExcel画面に重ねたVBA初期設定チェックリスト VBA
実際のExcel画面に重ねたVBA初期設定チェックリスト

この記事では、VBAを初めて動かす前に必要な初期設定を、実際のExcel画面のスクリーンショット付きで順番に説明します。各VBA記事のコードをコピペする前に、このページの手順を一度だけ済ませておくと迷いにくくなります。スクリーンショット内のアカウント名や個人フォルダー名は非表示にしています。

対象はWindows版Excelです。Mac版ExcelでもVBAは使えますが、画面名やショートカットが一部異なります。

結論

VBAを動かす準備は、次の5つです。

  • 開発タブを表示する
  • マクロを保存できる .xlsm 形式で保存する
  • Visual Basic Editorを開く
  • 標準モジュールにコードを貼り付ける
  • 信頼できるファイルだけマクロを有効化して実行する

全体の流れ

実際のExcel画面に重ねたVBA初期設定チェックリスト
実際のExcel画面に重ねたVBA初期設定チェックリスト

難しく見えますが、最初に設定する場所は限られています。ここから1つずつ進めます。

手順1:開発タブを表示する

Excelを開いたとき、上部のリボンに「開発」タブが表示されていない場合は、まず表示設定をします。

実際のExcel画面で開発タブが表示されている状態
実際のExcel画面で開発タブが表示されている状態
  • Excel左上の「ファイル」をクリック
  • 「オプション」をクリック
  • 「リボンのユーザー設定」を開く
  • 右側の「開発」にチェックを入れる
  • 「OK」をクリック

これでExcel上部に「開発」タブが出ます。以後、マクロの記録、Visual Basic Editor、ボタン配置などをここから操作できます。

手順2:マクロ有効ブック(.xlsm)で保存する

VBAコードを入れたExcelファイルは、通常の .xlsx では保存できません。必ず .xlsm 形式で保存します。

実際のExcel保存画面でファイルの種類をExcelマクロ有効ブックにする手順
実際のExcel保存画面でファイルの種類をExcelマクロ有効ブックにする手順
  • 「ファイル」→「名前を付けて保存」を開く
  • ファイルの種類で「Excel マクロ有効ブック(*.xlsm)」を選ぶ
  • 分かりやすい名前を付けて保存する

.xlsx のまま保存すると、せっかく貼り付けたVBAコードが消えることがあります。VBAを使うファイルは、最初に .xlsm で保存しておくのが安全です。

手順3:VBAエディターを開いて標準モジュールを作る

次に、VBAコードを貼り付ける場所を作ります。Excelで Alt + F11 を押すと、Visual Basic Editorが開きます。

実際のVBAエディターで標準モジュールにコードを貼り付けた状態
実際のVBAエディターで標準モジュールにコードを貼り付けた状態
  • Alt + F11 でVisual Basic Editorを開く
  • 上部メニューの「挿入」をクリック
  • 「標準モジュール」をクリック
  • 左側に Module1 ができたことを確認する

VBA記事に載っている Sub ... End Sub のコードは、基本的にこの標準モジュールへ貼り付けます。シート画面に直接貼るのではなく、Visual Basic Editor内のモジュールへ貼るのがポイントです。

手順4:コードを貼り付けて実行する

標準モジュールを開いたら、まずは短いテストコードを貼り付けて、VBAが動くか確認します。

実際のExcel画面でVBAマクロを実行してメッセージが表示された状態
実際のExcel画面でVBAマクロを実行してメッセージが表示された状態
Sub TestMacro()
    MsgBox "VBAが動きました"
End Sub
  • コード内をクリックする
  • 上部の実行ボタンを押す
  • またはキーボードの F5 を押す
  • 「VBAが動きました」と表示されれば成功

ここまでできれば、このブログ内のVBAコードも同じ流れで試せます。実行ボタンをExcelシート上に置きたい場合は、マクロをボタン1つで実行する方法もあわせて確認してください。

手順5:マクロがブロックされたときの確認

メールやWebから入手したExcelファイルでは、セキュリティ上の理由でマクロがブロックされることがあります。信頼できるファイルだけ、ブロック解除やマクロの有効化を行ってください。

実際のExcelトラストセンターでマクロのセキュリティを確認する画面
実際のExcelトラストセンターでマクロのセキュリティを確認する画面
  • Excelファイルを閉じる
  • ファイルを右クリックして「プロパティ」を開く
  • 「許可する」または「ブロックの解除」にチェックを入れる
  • 「適用」→「OK」をクリック
  • もう一度Excelファイルを開く

知らない相手から届いたファイル、内容が分からないファイルでは、マクロを有効化しないでください。VBAは便利ですが、実行する前にファイルの出どころを確認することが大切です。

うまく動かないときのチェックリスト

VBAが動かないときは、エラー内容を読む前に、まず初期設定の抜けを確認します。

症状確認すること対処
開発タブがないリボン設定Excelのオプションで「開発」にチェック
保存時に警告が出る保存形式.xlsm で保存し直す
コードを貼る場所が分からない標準モジュールVisual Basic Editorで「挿入」→「標準モジュール」
実行しても何も起きない実行位置コード内をクリックしてから F5
マクロが無効化されるセキュリティ信頼できるファイルだけ有効化

よくある質問

開発タブは毎回表示設定が必要ですか?

通常は一度設定すれば、次回以降も表示されたままです。Excelの設定を初期化した場合や別のパソコンを使う場合は、もう一度設定してください。

VBAコードはどこに貼ればいいですか?

多くの記事では、Visual Basic Editorの「標準モジュール」に貼り付ければ動きます。シートイベントやブックイベントを使う特殊なコードだけ、貼り付け先が変わります。

.xlsxで保存してしまった場合はどうすればいいですか?

VBAコードを入れたあとなら、すぐに「名前を付けて保存」から .xlsm 形式で保存し直してください。閉じる前ならコードを失わずに保存できることが多いです。

マクロを有効化しても安全ですか?

自分で作ったファイルや、信頼できる相手から受け取った内容が分かるファイルだけ有効化してください。出どころが不明なファイルでは、マクロを有効化しないのが安全です。

まとめ

  • VBAを始める前に、まず開発タブを表示する
  • マクロ入りファイルは .xlsm で保存する
  • コードは標準モジュールへ貼り付ける
  • 実行は F5 または実行ボタンで行う
  • マクロの有効化は、信頼できるファイルだけにする

この初期設定ができれば、VBA記事のコードを試す準備は完了です。次に何から学ぶか迷う場合は、VBA入門ロードマップから順番に進めると迷いにくくなります。

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